親父は50歳。
俺、26歳。
兄貴・ヒサシ30歳。
弟・カイト22歳。
オヤジとお袋が離婚したのが15年以上も前のこと。
俺と弟のカイトはあまり覚えていないんだ。
母親がいなかったから、俺ら兄弟は互いに支えあってきた。
3人で協力して夜飯の準備をしたり、買出しをしたりしてたことが懐かしく思い出される。
こういう幼少期があったからこそ、実家から独立した現在でも兄弟仲が良好なんだと思う。
偶然なんだけど、俺ら兄弟3人とも車で行き来が出来る距離に住んでいるんだ。
ただ、頻繁に顔を会わせることもなく、何らかのタイミングが合えば一緒に飲みに行く程度なんだけどな。
そんな俺ら3人は、兄弟と思われることは少ないように思う。
要は、外見的に全く似ていないってことなんだ。
俺は短髪で、中学から大学まで水泳をやっていた体育会系で、少しいかつい顔してるかもしれないっす。
兄貴は眼鏡かけてるんで真面目っぽい顔、スポーツは中学から大学まで陸上でした。
弟は、俺と同様体育会系だがサッカーをずっとやってるので、若干チャラチャラした印象。
セクシュアルな関係が兄弟の間であったことは事実だけど、この小説は、真実の誇張と認識してください。
また、タイトル通り「近親相姦」の内容になるので、不快感を感じる兄貴は読まない方がいいっすよ。
この小説は、2年前、兄弟3人が兄貴のマンションに集まり一緒に飲んだときのことから始まります。
当時の年齢は、俺が24歳、弟20歳、兄貴28歳、親父48歳。
既に三人とも実家から離れ、現在と同様、車で気軽に行き来できる距離にそれぞれが住んでいたんだ。
つづく
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